こういった方向けの内容です。
本記事では「肉割れ」ができる原因と治し方・予防法について、分かりやすく解説していきます。
実は、「肉割れ」は一度できてしまうと、セルフケアだけでは完全に治すことはできません。
しかし「肉割れ」の跡を薄くし、目立ちにくくすることは可能です。
今回は自宅で簡単にできる「セルフケアの方法」を詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までじっくり目を通していってくださいね。
それでは早速、本文へまいりましょう。
肉割れの種類・状態
まずはじめに「肉割れ」について、サクッと解説しておきましょう。
「肉割れ」とは、皮膚にできる「ひび割れのような見た目の線」のことを言います。
太ももやおしり、ふくらはぎ、お腹、二の腕などの脂肪がつきやすい部位にできやすいという特徴があり、妊娠中にできるいわゆる「妊娠線」「マタニティライン」も肉割れのひとつですね。
肉割れを見つけた方は、自分の肉割れが何色になっているのか確認してみましょう。
「赤色の肉割れ」と「白色の肉割れ」では、症状の進み具合が違っています。
肉割れができてから時間が経過していくごとに、「赤色の肉割れ」から「白色の肉割れ」へと見た目が変化していくのです。
赤色の肉割れの状態
肉割れの線が「赤に近い色」をしている場合は、「できてまだ間もない肉割れ」だということが分かります。
赤だけでなく紫・赤紫・薄紫色になっている線も、同じように肉割れができてしまっている状態です。
発生して間もない初期段階にある肉割れは、細くて薄い線でできているため、ほとんどの場合気づくことができません。
「赤色の肉割れ」の段階では、まだ触ってもさほど変化がないことが特徴です。
白色の肉割れの状態
「白に近い色」をしている肉割れは、「できてからある程度時間がたってしまった肉割れ」だということを表しています。
「白色の肉割れ」は「赤色の肉割れ」よりも目立ちにくくはなりますが、肉割れの跡を消すことが難しくなります。
よく見ると細かいシワがあり、触ると少しボコボコしているのが特徴です。
「赤色の肉割れ」はまだ初期段階なので、「白色の肉割れ」に変わってしまう前に、保湿などのケア・対策をしておくことが重要になります。
肉割れができる原因
肉割れとは先ほども説明したとおり、皮膚にできる「ひび割れのような見た目をした線」のこと。
急激に体型が変わり、皮膚の真皮層にあるコラーゲンの繊維が裂けてしまうことが、肉割れの原因だと言われています。
ダイエットや筋トレなど、短期間のうちに体重が増減したり妊娠などで体形が変化したりすると、皮下組織が膨張し皮膚全体が引っ張られます。
すると真皮が裂けて、その裂け目が肌上に見えるようになり「肉割れ」となるのです。
真皮を構成している「コラーゲン繊維」は伸縮性がないため、引っ張られた状態になると断裂してしまい、さらに肌の表面にある真皮層は新陳代謝が鈍く、回復しづらくなっています。
そのため肉割れの予防には、「急激な体重の増減」や「急激な体形の変化」をなるべくしないことが大きなポイントになります。
よくある「肉割れの原因」
「急激な体重の増減」や「急激な体形の変化」が肉割れの原因になるとお伝えしましたが、その他にも「肉割れの原因」になることがあるので注意が必要です。
よくある主な原因は下記のとおりですので、じっくり目を通しておきましょう。
▼よくある「肉割れの原因」▼
- 短期間で太り、体重が急増する。
- ダイエットなどで急激に痩せる。
- いきなり運動やスポーツを始める。
- 筋トレを始めて筋肉量が増える。
- 歩き方に癖があり、一部の筋肉に負荷がかかっている。
- 肌が乾燥してしまっている。
- 日焼けをしてコラーゲンが減少している。
- 加齢による毛細血管の数の減少や血管の衰え など
上記の原因に心当たりがあるようなら、一度太もも・おしり・お腹などに肉割れができていないか、できやすい部位を確認してみてくださいね。
肉割れの治し方
肉割れの治し方3つ
肉割れを完全に治すことはできませんが、肉割れの跡を目立ちにくくすることは可能です。
ここで、肉割れの跡を目立ちにくくする方法を3つご紹介しましょう。
▼肉割れの跡を目立ちにくくする方法3つ▼
- 食事を改善し肌の新陳代謝を促す
- 保湿クリームを塗って乾燥を防ぐ
- マッサージを行い血流を良くする
1.食事を改善し肌の新陳代謝を促す
肌のターンオーバーを活発にさせるために、コラーゲンやミネラル、ビタミンなどを含む食品を多く摂るようにしましょう。
また、肌を作る材料となる肉や魚介類、卵、大豆製品などのタンパク質を意識して摂ることもポイントです。
ただし脂質を多く摂りすぎると脂肪を増やす原因にもなるため、肉や魚はなるべく脂身が少ないものを選ぶようにしてくださいね。
食品を変えるとカロリーが増えすぎる場合は、下記のようなサプリメントをうまく活用してみましょう。
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2.保湿クリームを塗って乾燥を防ぐ
肉割れができた部位の肌を乾燥させないために、保湿クリームを塗って潤いを与えましょう。
肉割れができやすい部位は、皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすいという特徴があります。
保湿をしっかり行えば肌のターンオーバーをサポートできるため、肉割れ跡の解消にとても役立ちますよ。
お風呂上りにサッと塗りたい方は、下記のようなポンプ式のボディクリームが便利でオススメ。
化粧水の後にクリームを塗るようにすれば、潤いをしっかり肌に閉じ込めることができます。
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3.マッサージを行い血流を良くする
保湿クリームを塗るときは、マッサージも一緒に行いましょう。
ただし力の入れ過ぎは肌を傷つける原因になるので、注意が必要です。
ボディクリームやオイルを必ず使って摩擦ダメージを防ぎつつ、力を抜いてやさしくなでるようにマッサージをしていきましょう。
人気の無印良品の「ホホバオイル」は、肌なじみが良くさらっとした使用感。
保湿やマッサージ、頭皮のお手入れまで、幅広く使用することができますよ。
▼無印良品 ホホバオイル 200ml▼
自宅でできるセルフケアのやり方
自宅でできる肉割れのケアのやり方をご紹介します。
クリームやオイルを選ぶときは「ヒトの皮脂に近い成分が含まれている」商品を探しましょう。
肌にしっかり馴染んでくれるため、高い保湿効果が期待出来ますよ。
おしりにできてしまった肉割れのケア
太ももにできてしまった肉割れのケア
ちなみに上記2つの動画では、肉割れや妊娠線のアフターケア専用商品として累計50万本突破した、ノコア(NOCOR)の「浸透ケアセット」が使用されています。
べたつかないので使いやすく、「腰を据えてじっくりケアをしていきたい」という方に特にオススメです。
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肉割れの予防法4つ
肉割れの発生を防ぐには、肉割れができる原因をできるだけ取り除くことがポイントです。
▼肉割れを予防するために気をつけるべきこと▼
- 急激な体重・体形の変化に注意
- 肌を乾燥させない
- 紫外線対策を行う
- 冷えや血行不良を改善する
肌に負担をかけるような乾燥・紫外線からのダメージなどは、しっかり対策しておくようにしましょう。
また肌のターンオーバーを防ぐため、冷え性や血流を改善させることも重要なポイント。
シャワーだけで済ませるのではなく、夏でもなるべく湯船につかって体全体を温めることをオススメします。
まとめ【自宅でできる肉割れの治し方】
今回は、肉割れができる原因と治し方・予防法について、具体的に解説してきました。
肉割れを防ぐには、肉割れができる原因を理解してしっかり対策をしておくことが重要です。
すでに肉割れができてしまったという方は、なるべく早い段階でケアする必要があります。
どうしてもよくならない、肉割れの跡が気になって仕方がないという方は、一度美容クリニックでの治療も検討してみると良いでしょう。