こういった方向けの内容です。
今回は、「トレーニングベルトは必要なのか?不要なのか?」それぞれの意見についてまとめました。
トレーニングベルトは主にパフォーマンスの向上や、腰をサポートする目的のために使用するものです。
特にデッドリフトやスクワットなどの、体幹部の安定性が重視される「フリーウエイト種目」で効果を発揮します。
本記事では、必要派と不要派それぞれの意見のご紹介と、トレーニングベルトのおすすめの活用タイミングについてご紹介します。
トレーニングベルトの使い方でお悩みの方は、ぜひ最後まで目を通して参考にしていってくださいね。
それでは早速、本文へ参りましょう。
【結論】トレーニングベルトはうまく使い分けよう
先に結論からご紹介しましょう。
トレーニングベルトにはメリットもデメリットも存在します。
そのためトレーニングベルトを着用すべきかどうかは、重量やタイミングでうまく使い分けることが大切です。
以下のようなタイミングでは、トレーニングベルトの着用をオススメします。
トレーニングベルトを着用すべきタイミング4つ
- 体重を超える重量を扱うとき
- 最大筋力の80%を超えるとき
- 最大拳上重量を測定するとき
- 筋肉の停滞期を抜け出すとき
筋トレ歴1年くらいの初心者の方は、まだ扱える重量が限られているため、トレーニングベルトは基本的には着用する必要はありません。
ウエイトトレーニングに慣れて、デッドリフトやスクワットなどの種目で自分の体重以上の重さのバーベルを挙げるようになってきたときに初めて使用しましょう。
トレーニングベルト必要派の意見
それではまず、トレーニングベルト必要派の意見からご紹介します。
▼トレーニングベルトが必要だと思う理由3つ
- トレーニングでケガをしたくないから
- 筋力が向上して効率よく鍛えられる
- 体勢が崩れるのを防いでくれるから
順番に解説していきましょう。
トレーニングでケガをしたくないから
ケガなくトレーニングを続けていくために、ケガのリスクを少しでも減らしたいという意見です。
実際にトレーニングベルトを着用している方は、この理由を挙げる方が一番多いのではないでしょうか。
確かにケガをしてしまうと、トレーニングのモチベーションが下がるどころか、日常生活にまで支障をきたす事態になりかねません。
特にデッドリフトやスクワットは高重量のバーベルを扱うので、腰を痛めやすいというマイナスな一面があります。
安心してトレーニングに励めるようになるところは、トレーニングベルトを着用する大きなメリットと言えるでしょう。
筋力が向上して効率よく鍛えられる
トレーニングベルトを着用すると、腹圧が保たれることで最大筋力が高まり、結果としてトレーニング全体の効率が上がるという意見です。
具体的に言えば、腰への負担が減ることで追い込みやすくなり、より重い負荷をかけてトレーニングできるようになるということ。
ターゲットとなる筋肉を追い込む前に、腰や背筋が限界を迎えるのを防げるからです。
ただし逆を言えば、自分の実力以上の重量を挙げられるようになるので、それだけ体に無理をさせる状態になることになります。
体勢が崩れるのを防いでくれるから
トレーニングベルトは、重量の負荷によって体勢が崩れるのを防いでくれるという意見です。
高重量のバーベルを持ち上げるときは、腹筋に力を入れて体軸をまっすぐにする必要があります。
トレーニングベルトを着用すると腰回りが安定するので、この動作がスムーズに行えるようになるのです。
バランスを崩して転倒しにくくなることは、パフォーマンスの向上にも繋がります。
トレーニングベルト不要派の意見
続いて、トレーニングベルト不要派の意見も見ていきます。
▼トレーニングベルトが不要だと思う理由3つ
- 高重量を扱えないことがケガ予防になる
- 体幹を鍛えられなくなってしまうから
- 悪いフォームもカバーしてしまうから
順番に解説していきましょう。
高重量を扱えないことがケガ予防になる
トレーニングベルトがない状態とは、体幹部がサポートされていない状態なので、つまりは自分の筋力以上の重さのバーベルを挙げることができない状態になります。
このように、実力以上の重量を使えない状態にすることが、逆にケガのリスクを下げることにつながるという意見です。
「トレーニングベルトを着用しているために腰回りが鍛えられず、腰痛になってしまう。。。」
こういった事態に陥らないために、普段のトレーニングのときに体幹群も同時に鍛えておくべきという考え方です。
体幹を鍛えられなくなってしまうから
トレーニングベルトを使ってトレーニングすると体幹部がサポートされるので、腹筋・背筋群が鍛えられなくなるという意見です。
確かに、各部位ごとに負荷をかけてトレーニングをしたとしても、体はつながっているので、その他の部位の筋肉も連動して動きます。
特に体幹部である腹筋・背筋群はほとんどの種目に関わってくるので、さまざまな種目でトレーニングベルトを着用することは、体幹部を鍛えられなくなることに繋がります。
悪いフォームもカバーしてしまうから
トレーニングは正しいフォームで行う必要がありますが、トレーニングベルトを着用していると、悪いフォームもカバーしてしまうという理由です。
無意識のうちに体勢がサポートされるため、正しいフォームに意識が向かなくなるというデメリットがあるのです。
フォームが悪い状態でトレーニングベルトを着用すると、ポジショニングが悪くなり、ケガのリスクも高まってしまいます。
トレーニングベルトのオススメの使用例
以上のことから、トレーニングベルトにはメリットもデメリットも存在することが分かりました。
では実際のところ、トレーニングベルトはいつ、どのようなタイミングで着用すべきなのでしょうか?
筆者が考える、トレーニングベルトを着用すべきタイミングは、以下の通りです。
▶︎トレーニングベルトを着用すべきタイミング4つ
- 体重を超える重量を扱うとき
- 最大筋力の80%を超えるとき
- 最大拳上重量を測定するとき
- 筋肉の停滞期を抜け出すとき
トレーニングベルトは基本的に、フリーウエイトトレーニングの中でのみ着用します。
トレーニングマシンを使ったトレーニングでは体幹を使用しないので、着用する必要はありません。
そこはしっかり覚えておきましょう。
体重を超える重量を扱うとき
一つ目の目安は、自分の体重より重いバーベルを使用するタイミングです。
ケガするリスクを少しでも減らしたい方は、まずこのタイミングで着用するのがベスト。
筋トレ歴1年くらいの方はまだ扱える重量が限られているので、基本的には着用する必要はありません。
ウエイトトレーニングに慣れて、デッドリフトやスクワットで自分の体重以上の重さのバーベルを挙げるようになってきたときに使用しましょう。
最大筋力の80%を超えるとき
自分の最大筋力の80%を超える重さのバーベルを使用するタイミングも一つの目安になります。
トレーニングを続けていると、100kgや150kgといった自分の体重以上の重さも平気で挙げられるようになってきますよね。
この段階になってくると、最大筋力の80%を超える重さがトレーニングベルトを着用すべき一つの目安になってきます。
最大拳上重量を測定するとき
最大挙上重量(いわゆる1RM[Repetition Maximum]=1回しか反復できない重さ)を測定するときや、それに近い重さを挙げるときも着用するのが良いでしょう。
トレーニングベルトを身につけていると、着用しないときよりも安心してMAX重量に挑戦できるようになります。
またベルトを締めると自然と気持ちも引き締まるので、モチベーションアップにもつながります。
筋肉の停滞期を抜け出すとき
筋トレを続けていると、停滞期に陥ることがあります。
この停滞期に入った段階も、トレーニングベルトを着用する良いタイミングになります。
筋肉が停滞期に入ることは、体がトレーニングに順応してきたことを意味します。
そのため停滞期に入ったときは、重量を少しだけ上げる、回数を増やしてみるなど、徐々に負荷を上げて筋肉に新たな刺激を与える必要があります。
このときのトレーニングは普段よりも強度の高いトレーニングになるので、トレーニングベルトを着用することに意味があります。
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1本目はゴールドジムのトレーニングベルトを
トレーニングベルトの中で人気が高いのは、ゴールドジム(GOLD’S GYM)のバックルタイプのレザーベルトです。
日本のゴールドジムユーザーのために作られたトレーニングベルトなので、品質も確かで長く愛用することが可能。
このベルトをジムに持って行くだけで、モチベーションも上がりますよね。
ゴールドジムのトレーニングベルトは、特に筋トレ初心者の方におすすめです。
まとめ【トレーニングベルトをうまく使い分けよう】
本記事では、「トレーニングベルトは必要なのか?不要なのか?」それぞれの意見についてまとめてきました。
トレーニングベルトはケガの効果を期待して着用する方も多いですが、筋トレ上級者の場合は、うまく活用することでトレーニングの質をグッと上げることも可能です。
メリットとデメリットをしっかりと頭に入れた上で、うまく活用できるように、自分なりの使い方を考えてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。