こんな疑問にお答えします。
今回はトレーニングベルトのメリットとデメリットについてまとめました。
トレーニングベルトは多くのトレーニーに愛用されているサポートグッズですが、もちろんメリットだけでなくデメリットも存在します。
本記事では、トレーニングベルトのメリットとデメリットについて詳しく解説を行っていきます。
また、どのタイミングでどのように使用するのかといった内容や、おすすめのメーカーについても解説していきます。
トレーニングベルトの購入を考えているけど迷っているという方は、ぜひ参考にしていってくださいね。
それでは早速、本文へまいりましょう。
トレーニングベルトの役割
まずはじめに、トレーニングベルトの役割について解説しておきましょう。
トレーニングベルトは「パワーベルト」や「ウェイトリフティングベルト」とも呼ばれるトレーニングアイテムのこと。
主にデッドリフトやスクワット、ベンチプレスなどの体幹の安定性が求められるフリーウェイト種目で使用されることが多いですね。
トレーニングベルトの主な役割としては、体幹を補強してトレーニングのパフォーマンスを向上させること。
体幹が強化されればフォームが安定しますし、扱える重量の幅も広がります。
特にケガをしやすいトレーニング初心者こそ、1本は持っておきたいアイテムと言えますね。
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トレーニングベルトのメリット
では次に、トレーニングベルトのメリットをご紹介します。
主なメリットは以下の3つです。
▶︎トレーニングベルトのメリット3つ
- フォームや動作が安定しやすくなる
- トレーニングで得られる効果が高まる
- 腰にかかる負担を軽減することができる
順番に解説していきましょう。
1. フォームや動作が安定しやすくなる
1つ目のメリットは、フォームや動作が安定しやすくなること。
トレーニングベルトを着用すると、着用していない状態と比べてかなり体幹が安定します。
トレーニング中に疲れが溜まってきても自然と正しいフォームを維持できるので、最後の最後まで力を発揮しやすくなります。
さらにフォームが改善されると正しく筋肉を動かせるようになるため、トレーニング全体のパフォーマンスアップにつながるのです。
フォームを見直してパフォーマンスの質を上げることは、効率よく鍛えていくためには非常に重要なポイントです。
2. トレーニングで得られる効果が高まる
2つ目のメリットは、使用できる重量が上がり、結果としてトレーニングで得られる効果が高まることです。
トレーニングベルトをきつく締めると腹部の内圧が高まり、力を入れたときの動作が安定します。
重いバーベルを持ってもふらつきにくくなるため、より高い負荷をかけて鍛えることができるようになります。
高重量にチャレンジするときは、トレーニング効果を高めるためにも、トレーニングベルトを巻くことをおすすめします。
お腹に自然と意識が向くようになるので、腹圧を高める感覚を体で覚えることができますよ。
この点はトレーニングベルトの大きなメリットの一つと言えるでしょう。
3. 腰にかかる負担を軽減することができる
3つ目のメリットは、トレーニング中にかかる腰への負担を軽減できるところです。
デッドリフトやスクワット、ベンチプレスなどのフリーウェイト種目は特に、腰に負担をかける動作が多くあります。
腰を痛めるとどうしてもパフォーマンスが下がるため、トレーニングの効果が薄くなってしまいます。
また、痛みからモチベーションの低下に繋がったり、腰をかばおうとして他の部位をさらに痛めてしまうリスクも増えます。
そのためトレーニング初心者や少しでも腰に不安がある場合は、なるべくトレーニングベルトを使用することをおすすめします。
トレーニングベルトを巻いておけば、腰や背中を反らさずに済むので、腰を痛めるリスクを軽減させることができます。
トレーニングベルトのデメリット
続いて、トレーニングベルトのデメリットについて解説しましょう。
▶︎トレーニングベルトのデメリット3つ
- 体幹を鍛えることが難しくなる
- 必要以上に依存しやすくなる
- 使用重量が上がることでケガのリスクが増える
順番に解説していきます。
1. 体幹を鍛えることが難しくなる
まず1つ目のデメリットは、体幹を鍛えることが難しくなるという点です。
体幹の補助をしてくれるところがトレーニングベルトのメリットの一つですが、逆に言えば、このメリットがデメリットにもなってしまうというわけですね。
トレーニングベルト周辺の筋肉が保護されると、どうしても体幹を使いにくくなってしまうので、体幹は別で鍛える必要が出てきます。
トレーニングベルトを使用する場合は、使わないときと比べて体幹を鍛えることができません。
トレーニングベルトを使って鍛えたときは、別で体幹トレーニングも行うようにしましょう。
2. 必要以上に依存しやすくなる
2つ目は、必要以上にトレーニングベルトに依存しやすくなることです。
具体的に言えば、トレーニングベルトを使わなくても良いような種目でも使わないと不安になり、結局使ってしまうようになるというデメリットです。
腰に不安がある人は使うべきですが、そうでない場合で負荷が弱めのトレーニングをする際などは、トレーニングベルトを使用する意味があまりありません。
トレーニングベルトなしでは不安があるという人は、体幹が疲れていない1〜2セット目などはベルトなしで行い、3セット目以降はベルトを巻いて安全に追い込む、などの方法がおすすめです。
もしくは自分の扱える最大重量の、だいたい7割以上の重量で鍛えるときなどに限定して使用するようにする、というように、ルールを作ると良いでしょう。
3. 使用重量が上がることでケガのリスクが増える
3つ目のデメリットは、使用重量が上がることで、逆にケガのリスクが増えるというデメリット。
こちらのデメリットも、トレーニングベルトのメリットの裏返しと言えますね。
使用重量が上がればトレーニング効果が上がりますが、その分重い重量を扱うようになるので、単純にケガのリスクも増えてしまいます。
ただトレーニングベルトを使用していると体幹が補助されてフォームの安定感が保たれます。
そのため同じ高重量を扱うのであれば、トレーニングベルトを巻いた方が、巻かない場合と比べて安全なトレーニングが可能です。
トレーニングベルトを巻いていても、高重量を扱うときは十分安全に注意しながら鍛えるようにしましょう。
おすすめのトレーニングベルト3つ
それでは最後の、おすすs目のトレーニングベルトを3つご紹介しておきます。
どのベルトを購入したら良いか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ゴールドジム(GOLD`S GYM) トレーニングレザーベルトBK G3368
1つ目にご紹介するのは、ゴールドジムのトレーニングベルトです。
レザー製のトレーニングベルトの中で最もスタンダードなタイプなので、初めてベルトを購入する人におすすめ。
厚さは約5cmあり、背面のパットとダブルループ、2本ピンでしっかりと姿勢を支えてくれます。
素材は合皮を使用しているため、比較的安く手に入れることが可能です。
ウエストのサイズ目安は、商品ページをチェックしてくださいね。
2. ゴールドジム(GOLD`S GYM) EXレザーベルト G3322
2つ目にご紹介するのも、ゴールドジムのトレーニングベルトです。
馴染むまでには多少時間がかかりますが、使えば使うほど革が体に馴染んでいきます。
また革が柔らかく、コンパクトに丸めることもできるので、持ち運びに便利なのもおすすめポイント。
こちらも素材は合皮を使用していますが、見た目はヌメ皮仕様で高級感を感じることができますね。
締めつけ感をしっかり得たい人は、少し小さめのサイズを選ぶようにすると良いですよ。
3. Schiek(シーク) リフティングベルト 4004
最後にご紹介するのは、シークのトレーニングベルトです。
こちらはナイロン製のトレーニングベルトで、締めつけは面ファスナー(ベルクロ)で調節する仕様。
そのためレザー製のトレーニングベルトよりも、締めつけの強さを自由に調節できるのがポイントです。
シークのベルトは体のラインに沿ってフィットする形状になっているので、背骨を適切な位置に維持してくれます。
レザー製とナイロン製にはそれぞれ良い点と悪い点が存在するので、余裕がある人はレザー製とナイロン製の両方を購入しておくことをおすすめします。
まとめ【トレーニングベルトのデメリット】
本記事では、トレーニングベルトの役割からメリットとデメリット、おすすめのメーカーまで詳しく解説してきました。
最後に改めてまとめます。
▶︎トレーニングベルトのメリット
- フォームや動作が安定し、パフォーマンスの質が上がる
- 使用重量が上がるため、トレーニングの効果が高まる
- 腰にかかる負担を減らして、ケガのリスクを下げる
▶︎トレーニングベルトのデメリット
- 体幹を使えなくなるので、別で体幹を鍛える必要がある
- 常にトレーニングベルトに依存してしまいやすくなる
- 使用重量が上がり、逆にケガのリスクを高めてしまう
トレーニング初心者は特にそうだと思いますが、鍛えたい部位よりも他の部位が先に疲れてしまうことはよくあります。
そんなときにトレーニングベルトで体幹を補助すれば、本当に鍛えたい部位を限界まで追い込むこめるようになります。
ベルトに頼りすぎるのは良くありませんが、自分なりにうまく活用して、トレーニングのパフォーマンスアップに役立てていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。