ディップスでうまく前傾できない人向けです。
前傾できない人が無意識にやってしまっているパターンを4つまとめました。
当てはまるパターンはないか? 1つずつ確認してみましょう。
ディップスで前傾姿勢ができない理由
前傾できない人によくあるパターンは以下の通りです。
前傾姿勢ができない理由
足を後ろに振り上げている
体が安定せず揺れている
目線が上を向いている
- 椅子や机で行っている
①足を後ろに振り上げている
まず1つ目は、体を上げる瞬間に、足を後ろに振り上げているパターン。
股関節が大きく伸びて、足が後ろに反るフォームです。
足が反ってしまうと、もとの位置(前方向)へ戻ろうとする力が働くので、足がけっこう揺れます。
その結果、フォームが安定せず、前傾姿勢が上手くとれません。
体を上げきったトップポジションで、バランスを取ろうとして、体が完全に起き上がってしまいます。
②体が安定せず揺れている
2つ目は、体が振り子のように大きく前後に揺れてしまっているパターン。
特に体を上げきったタイミングで体が揺れています。
下ろすときは前傾できていても、体を上げるときに上体が一緒に起きて上がっています。
そのため、体が大きく揺れてしまい、前傾姿勢をキープできなくなっているのです。
③目線が上を向いている
3つ目は、目線が上を向いているパターンです。
目線が上を向くと、顔の向きも一緒に上がるので、上体が後ろに傾きやすくなります。
体が揺れる原因になるので、要注意です。
④椅子や机で行っている
4つ目は、自宅などで椅子や机を使ってディップスを行っているパターン。
椅子や机で行うディップスは、専用のディップススタンドやバーを使う場合と比べると、結構やりづらいです。
バーを握れない分、前傾姿勢をキープし続けるのが難しくなってしまいます。
また、ケガをするリスクも高いです。
椅子を使ったディップスの危険性が気になる人は、下記の記事も確認しましょう。
椅子を使ったディップスのやり方と、その危険性について解説します。自宅でディップスをやりたいけど、椅子で代用していい?危険性はあるの? といった疑問にお答えします。 結論を先にまとめると、&nb[…]
ディップスで前傾姿勢をとるコツ
では続いて、前傾姿勢をとるコツを紹介します。
前傾姿勢をとるコツ
- 股関節を軽く曲げる
- 前腕を床と垂直に固定する
- 目線は常に下を向ける
- ディップススタンドを使用する
上記の通りです。
フォームに意識を集中させましょう。
①股関節を軽く曲げる
1つ目のコツは、股関節を軽く曲げて行うこと。
ディップスにおいて、股関節は伸ばしきらないことがポイントです。
股関節を軽く曲げて足を前に出し、ひざを曲げた状態で行ってみてください。
足が前に出ることで、足を後ろへ振り上げてしまうのを防ぐことができます。
後ろで足をクロスさせるやり方よりも、少しきつくなってしまいますが、前傾姿勢は取りやすくなります。
最初から足を後ろへ上げる
もしくは、すでに足を後ろに上げておくというやり方もあります。
最初から足を上げて前傾姿勢を作っておくことで、それ以上、足が振り上がってしまうのを防げるというわけです。
足を後ろへ上げると、体は自然と前に傾きます。
その重心の位置をキープしたまま、上げ下げの動作を行いましょう。
②前腕を床と垂直に固定する
2つ目のコツは、前腕を床と垂直に固定することです。
前腕が床と垂直になるようにしてバーを握り、そのポジションでしっかりと固定させます。
そのため、前傾姿勢をキープし続けられるようになります。
③目線は常に下を向ける
3つ目のコツは、目線を常に下に向けること。
上げ下げの動作中も、なるべく動かさないようにしてください。
下を向いておくと、頭や顔も下を向くので、前傾しやすくなります。
細かいですが、細かいところにこそ、しっかりと意識を向けましょう。
④ディップススタンドを使用する
4つ目のコツは、ディップス専用のスタンドやバーを使って行うことです。
ジムに置いてある専用のスタンドや平行バーなどを使って行いましょう。
自宅でディップスがやりたい人は、下記のようなディップススタンドを使うのがおすすめです。
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+まとめ|ディップスで前傾できないパターン
ディップスで前傾できない人によくある4つのパターンと、その解決策について解説しました。
ディップスで大胸筋に効かせるには、前傾姿勢をとることが必要です。
前傾した状態で、胸を押し込むようなイメージで、体を持ち上げます。
前傾姿勢ができるようになるために、今できていない原因や理由をしっかりと把握しておきましょう。